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            小島慶子さん教えて「この結婚式、本當に行くべき?」

            2018年10月26日

            結婚式に參加する判斷基準は

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             「そんなこと自分で考えろ!」と言われることは分かっている……。だけど、モヤモヤと考えてしまうささいなことを、小島慶子さんにぶつける本連載「小島慶子さんにこんなコト聞いちゃいました」。今回は、11月の結婚式シーズンに向けて、結婚式にまつわるささいな疑問を聞いてみました。

            Q.友人?知人?職場の人の結婚式、誘われたら行くべきでしょうか? 小島さんがこれまで參加した、印象に殘っている結婚式についても教えてください。

            斷っても、フォローすれば気まずくない

            「私なりの、出欠の判斷基準がありました」

             最近では11月が結婚式シーズンだそうですね。読者の皆さんもこれまでにさまざまな結婚式に參加されてきたことでしょう。

             勤め人の人だと好き嫌いにかかわらず、お付き合い上、披露宴に呼んだり呼ばれたりすること、ありますよね。

             私の年になると離婚する人はいても結婚する人はそうそういないからちょっと事情が異なりますが、結婚ラッシュだった頃の出欠の判斷基準は、自分がその人の幸せになる姿を見たいと思う人か、もしくはこちらの披露宴にも間違いなくお呼びするであろう間柄かどうかで判斷していました。

             斷るときは祝電を打ったり、ギフトを買ってその子の職場に直接屆けに行って「ごめんね」をしたり。そうフォローしておくと後々気まずくないし、出費としても3萬円出すより5000円のギフトのほうがよっぽど安く済む。それにお手紙を付けて直接渡すと気持ちも伝わるし、そうやってしのいでたなあ。

             私が結婚式に最も呼んでいただいていた時期は今から20年ほど前、25~30歳くらいまでの間です。その頃は週末ごとに披露宴という月もあって、ご祝儀を捻出するためにキャッシングをしたこともありました。お年ごろだったから著飾りたくて、ヘアメイクや衣裝代もケチれなかったしね。

             そんな財布すっからかんの狀況に思わず黒い気持ちが湧き上がり、「お金もなくなる上、祝い事を素直に喜べない自分の汚さまで自覚させられるなんて……二重に憎い……」みたいな心境になったこともありました。

             でも今は會費制の披露宴も増えたから、金銭的なハードルは下がったのかな。そうそう、最近ではWeb上で式の出欠をとったりご祝儀のやり取りまでできるんですね。先日久しぶりにお呼ばれした披露宴でそんな最新式の方法が取られていて感心しました。

            「お気持ちを【プラス5000円】で」と言われたら

             幸せな気持ちにさせてもらった式が大多數でしたが、「むむむ」と思ったこともあります。

             もやもやが殘ったその披露宴は1萬円の會費制だったんですが、招待狀にこんなことが書いてあったんです。

            私たちへのお祝いにプレゼントをと言ってくださる方も多いのですが
            海外への引っ越しを控えているため辭退させていただいております
            もし今回プレゼントを考えてくださる方がいらっしゃいましたら
            【會費プラス5000円】でお気持ちをいただければと思います
            いつも二人を応援していただきありがとうございます


             こうなると「會費プラス5000円」を選ばなかった場合、もれなく「プレゼントをケチった人」と思われてしまいそうですよね。「いい人だと思われたい」という人の気持ちを巧みに利用した高度な文面に、モヤッとした感情を抱いてしまいました。だったら最初から會費1萬5000円でよくない? なんて、うがった見方ですかね。

             あと、マイナスの意味で印象に殘っているのが、長過ぎる披露宴。過去の最長記録では、所要時間なんと4時間ですよ。おめでたいことなのに申し訳ないですが、終盤のほうはもはや覚えていません。人は長過ぎる祝宴の場合、記憶とともにお祝いの気持ちも失うようです。

             知人の話ですが、有名人をわんさか呼んでその様子をSNSで発信した新婚カップルも。それ自體は悪いことではないのですが、出席した私の知人は、急に呼ばれたのでいぶかりつつ出席したところ自分が「いいね!」のための小道具として會場にレイアウトされているのではないかと気付き、げんなりしたそうです。

             ソーシャルな時代ですから、自分たちの結婚式が拡散することに意識的であろうとしたらいろんなことができるんでしょうけど、感謝を示すていで自分たちの宣伝に使おうというのはいただけません。場數を踏んできた大人たちは、そんな魂膽すぐ見抜くぞ。

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            Profile
            小島慶子
            小島慶子(こじま?けいこ)
            タレント、エッセイスト。東京大學大學院情報學環客員研究員。放送局アナウンサーとして15年間勤務の後、現在はタレント、エッセイストとして活動中。高1と中1の息子あり。現在は家族の拠點をオーストラリアに移し、自身は仕事で日豪往復の日々。著書に「るるらいらい 日豪往復出稼ぎ日記」(講談社)、「ホライズン」(文藝春秋)など。
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